巨人化の秘密 9 ~酵母とその副作用



『進撃の巨人』を見ていて、ものすごく違和感を感じるのが、8○○年という年がわかっていながら、 100年以上前の歴史が残っていない ことです。


アルミンのおじいさんが持っていたという本やエレンたちが訓練兵団に入り、座学で講義を受けていたことから、文字があることはうかがえます。
※文字自体は、 ユミルの読んだ「ニシン」 しか出ていないので、憶測の域は出ていません。

もっとも、立体機動装置を発明できるほどの文明を有していながら、文字がないことは考えにくいことです。


有力な説として、この国の人々が100年前に外部から来て、もうそこには壁があり、そこから歴史が始まっているというものです。

しかし、これもよく考えると浅い考察だと思うのです。

文字に残されなくても、口伝などで過去の歴史、例えば、どうして・どうやって自分たちの先祖が今の場所にたどり着いたのか、という重要なことは伝えられると思うのです。

しかし、実際は何かスッポリと記憶が抜け落ちてしまっている感じです。
それはなぜか?
おそらくそれには「酵母」が関係しているのかと考えられます。


エレンの父、グリシャはかつて、「流行病の抗体」をつくり、かの国(シガンシナ区のみ?)の人々を救いました。

エレンがすんなりと巨人化できなかったのは、巨人化する液体の副作用により〝記憶障害〟が生じていたためです。

仮に巨人化する液体が、酵母から作られ、その酵母が「流行病の抗体」と関係しているなら、副作用としての「記憶障害」が世界中の人たちに起こってしまったとしても矛盾はありません。

そして、重要なことに、国の中枢にいる人は、完全に隔離状態にあったため流行病にかからず、抗体を打っていなかったら、自分たちだけ過去の歴史を知ってるという状態を保つことができます。


いや待てよ!

そうではなくて、国の中枢にいるものが、人為的に「流行病」を作り出し、「記憶障害」の起こる抗体を、〝わざと〟国民に打たせるように仕組んだとも考えられますね。

なかなか、謎の多い分野です。


※参照  進撃の巨人の長文考察!!人類滅亡の条件とは?



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