巨人化の秘密 10 ~どうして弱点が「うなじ」なのか?


巨人の唯一の弱点は「うなじ」 だということはわかっています。
それではどうして「うなじ」が弱点なのか?ということはわかっておりません。

そもそも、弱点という言葉を使うのもおかしいのかもしれません。
「巨人の“うなじ”部分をそぐと、巨人は再生せず、気化した後、消失するという事象が起こる」ということがわかっているというだけのことです。

これをもって、巨人のうなじ部分は、巨人を発生させ、再生させる 酵母の大元の“菌床(のようなもの)” があると仮定しました。

それではどうしてそれ(菌床)は、頭でもなく心臓部でもなく、「うなじ」にあるのか?
これは大きな疑問です。

それを解く鍵は、うなじをそがれると消失してしまう 凡庸型の巨人ではなく、その他の特殊巨人 にあると考えられます。

エレン巨人(榴弾防御)

エレン巨人(大岩運び作戦)

エレン巨人の例でしかわからないので、単にエレン巨人が特殊だという可能性は捨てきれませんが、 巨人化とその接合度合い には何らかの関係性はありそうです。

つまり、すっぽりと人間が巨人の内部に飲み込まれ、巨人と一体化してしまったのが、うなじをそがれると消滅してしまう凡庸型巨人なのではないかと推測されます。


上の図は 第19話 噛みつく 第57回壁外調査 ③ での一コマです。
エレン巨人をうまく使いたい調査兵団ですが、 大岩作戦(傷 トロスト区攻防戦⑧) でも、わかっているように、エレンですら巨人となった自分(巨人)をコントロールしきれていないことはわかっています。

そのため万が一兵団に危害をくわえるようならば、うなじごとエレンをそぎ落としてしまおうということです。
手や足は生えてくるのがわかっているので、体幹(体の中心部)と頭部を巨人(の肉)ごとそいでしまおうという理屈です。

つまり、巨人をコントロールしているのは、この部分であるということなのです。
※コントロールといっても、指示命令する部分ではなく、もっと根源的な“脳幹”のような感じか?


もしも、エレン巨人同様、凡庸型巨人も、もともとは人間で、うなじの部分に人間だった部分が入っているとしたら、そこをそぎ落とすことで、巨人の活動(生命活動を含む)はとまることになります。
※もう巨人と一体化しているので、かつて人間だった部分ということになります。



そして、うなじをそぎ落とす=人間だった部分の「脳」の部分をそぎ落とすことで、巨人の活動を停止させられるのでは?と考えております。


ちょっと見づらいですが、こちらは 第25話 「壁」 ストヘス区急襲③  で、エレン巨人が女型の巨人を倒し、うなじの表層だけを食いちぎった跡です。
ちょうど、巨人の弱点とされている巨人のうなじ部分が、アニの頭部と重なってします。



※参照





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